レクサスGSの静粛性!レクサスならではのこだわりとは何か?

レクサスの車は静粛性（せいしゅくせい）にも定評があるから、車内も静かだったんじゃない?

レクサスGSも最高級の静粛性なんじゃないかな。

でも実はレクサスGSはレクサスのラインナップの中でもスポーティな走りを売りにしている車種なんだよね。

何かレクサスならではの特別なこだわりや、おもしろい秘密がありそうだね。

話しているうちに俺も何だか気になってきたなー。

よし、今回はレクサスGSの静粛性について調べてみよう。

その前に綾、レクサスってどういうメーカーか知ってる?

そういう人は多いんじゃないかな。

レクサスGSの前にレクサスがどういうメーカーか予備知識として確認しておこうか。

上にも書いたけど、トヨタの海外向け高級車ブランドとして立ち上がったレクサスは、ベンツやBMWなどの高級車に匹敵する品質・安全性を持ちながら日本車の良さである信頼性（壊れにくさ）や経済性（リーズナブルさ）の両立を目指したんだ。

特に最初に発売されたレクサスLSの静粛性は、他メーカーにショックを与えるほどすばらしいものだったんだ。

初代レクサスLSの見た目はこんな感じだよ。

国外でレクサスブランドで販売されているものを日本向けに仕様変更してトヨタブランドで別名で販売していたんだよ。

2005年からはレクサスブランドとして日本国内でも展開されるようになって、そこからアリストも国内でもレクサスGSとして国内販売されるようになったんだ。

グランドツーリングの言葉の意味は簡単に言うと「長距離を快適に走れる車」といった意味なんだ。

GTカーって聞いたことない?

具体的にはエンジンパワーに余裕があって、乗り心地の良さなど長時間運転しても疲れにくい工夫がされている車がGTカーと呼ばれるものだよ。

例えば2ドアクーペで二人しか乗れなかったり、荷室が極端に狭くて荷物がほとんど積めなかったり、「走り」に不要なものをとことん削った作りになっているんだ。

逆に言うと、GTカーはスポーツカーほど走りに特化したものじゃない。

でも考え方を変えれば、GTカーは走りも楽しみつつ、普段使いの足としても車を使いたい人にはうってつけだと言えるね。

レクサスGS Fはサーキットでも普通に走れるようなスペックを持っているんだよ。

見た目はこんな感じだね。

ただ、価格もすごくて￥10,400,000-（税別）だよ。

綾、車の静粛性って聞いてどういうものをイメージする?

静粛性とはどういうものか確認していこう。

車内騒音の主な要因としては以下の三つがあるんだ。

一つずつ説明していこう。

まずはエンジン音。

これは読んで字のごとくエンジンから発せられる音だね。

でもエンジンが発する音はそれだけじゃないよ。

加速時に比べれば小さいけど、アイドリング中や定速走行中も音は出ているよね。

車の排気ガスはエンジンから出た直後は高熱高圧の状態で、これをそのまま放出するとものすごい爆音を発してしまうことになるんだよ。

排気ガスの温度と圧力を下げ、さらに吸音材で音を吸収するのがマフラーの役目だよ。

車内に吸音材や遮音材、制振パネルを配置したり、車へのエンジンの取り付け方法を工夫したりしてエンジンの振動には対応しているんだよ。

次に車内騒音の要因の二つ目、ロードノイズについて説明するね。

簡単に言うとロードノイズは路面から車に伝わってくる音のことだよ。

綾の言う通り、ロードノイズは路面状態によって変わってくるね。

あとロードノイズの重要な要素としてタイヤの静粛性能があるよ。

これは走行時に車体が風を切る音だよ。

車のボディラインを空気がスムーズに流れるようにすることが、風切り音を抑えるのには効果的なんだよ。

そのほかにももっと細かい部分、例えばドアのつなぎ目みたいな小さな段差が車にはたくさんあるんだ。

その段差をなるべく小さくしたり、つなぎ目からの音の侵入を防ぐことで風切り音を小さくすることが出来るよ。

自分の好きな音楽を気持ちよく聴いていると、疲労軽減効果もあるんだ。

結論から言うと、レクサスGSは単純に静かさを追求した車ではないんだ。

スポーティな走りを求めるドライバーは、同時に運転時のエンジンサウンドや排気音にもこだわりを持っているんだ。

エンジン音や排気音も走りの楽しさの大事な部分なんだよ。

だからレクサスGSもエンジン音をドライバーに楽しんでもらうことを大切に考えて作られているんだ。

それぞれどういうものか、以下にまとめるよ。

要するにレクサスGSにはエンジン音や排気音をより魅力的にチューニングする装置が特別に装備されているんだ。

ちなみにサウンドマフラーは発進時や低速走行時に、サウンドジェネレーターは中高速走行時にそれぞれ威力を発揮するんだよ。

両方備えることで、発進から高速域まで幅広くカバーしているということだね。

これだけじゃあただのエンジン音が大きい車になってしまうね。

そこで活きてくるのが、レクサスの世界最高レベルの静粛性なんだ。

レクサスの誇りともいえるその静粛性はレクサスGSにも受け継がれていて、ロードノイズや風切り音など、不要な騒音はシャットアウトしている。

車はどうしても、走行中ちょっとした段差を乗り越えるときなんかにボディがたわむんだよ。

そのたわみでドアパーツどうしが接触したりするとまずいだろ?

だから設計段階でいくらか余裕を持たせてクリアランスを設定しなくちゃいけないんだ。

でもボディ剛性が高いとボディのゆがみも非常に少ないから、このすきまをギリギリまで狭くすることが出来るんだ。

それによってすきまからの風の侵入を最小限に抑えることができ、風切り音の低減につながるんだよ。

これらが組み合わさってレクサスGSならではの静粛性が生まれるんだ。

つまり、不要なものを排除し、ドライバーの欲しい音だけをより強調して提供する。

正にレクサスらしい高級スポーツセダンの静粛性をレクサスGSは持っているんだよ。

でも一方でこんな意見もあるよ。

静粛性の良し悪しの感じ方も結局は人それぞれだから、仕方ない部分だね。

ひたすらに静かさを追求した車もあれば、今回のレクサスGSのような車もあるんだよ。

例えばベンツなんかは疲労の原因になる騒音としてエンジン音はなるべく消すという方針をもっている。

車種やメーカーによっても静粛性の目指す方向は様々なんだよ。