プジョー208が故障する理由って?そのトラブルと修理費用は?

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雅也
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綾が乗り換える為の車を探すために、雅也と綾はいつものように色々な車について調べていました。

その途中で、綾は何かを思い出したかのように雅也に話しかけました。

少し気になるので二人の会話に耳を澄ませてみましょうか。

そういえば友達がプジョー208に乗っているんだけど、ついこないだエンジンのトラブルを起こしたらしくって。

それで車が走らなくなっちゃって大変だったらしいの。

雅也
それは大変だったね。
そうなのよ。

プジョー208ってトラブルを起こしやすい車なのかしら?

雅也
うーん。

そんなことはないと思うけどなぁ。

どうして?
雅也
知り合いでプジョー208に乗っている人がいるんだけど、前に車について熱く語ってた位だしなぁ。

メンテナンス次第では良い車と言えると思うよ。

そうなの?

ってことは雅也もプジョー208について詳しいのよね!?

色々教えてよ!

雅也
ま、まぁ知り合いの話を聞いて詳しくはなったけど・・・。

よし、分かった!

俺に分かることなら答えるよ。

今日は、綾が雅也にプジョー208のトラブルについて色々と質問攻めにするようです。

プジョー208に搭載されている直噴エンジンとは?

プジョー208にはどんなエンジンが積まれてるの?
雅也
1.2リッター3気筒直噴エンジンが積まれているんだ。
一体どんなエンジンなの?
雅也
この直噴エンジンって凄いんだよ。

エンジンは、シリンダーと呼ばれる部品内にあるピストンが往復し、その排気をクランクシャフトで回転運動に変換して動力を得ています。

直噴エンジンとは、普通のエンジンのように空気と燃料をあらかじめ混ぜるのではなく、シリンダー内の圧縮された空気の中に直接燃料を噴射するシステムです

エンジンの仕組み

普通のエンジン(ロシプロエンジン)

  1. ピストンが下がり空気とガソリンの混合気を取り込む
  2. ピストンが上がり混合気を圧縮
  3. 圧縮された混合気はピストンが上がりきった時に点火して燃焼、その力で膨張しピストンが下がる
  4. ピストンが上がり排気ガスを外に出す

直噴エンジン

  1. ピストンが下がり空気を取り込む
  2. ピストンが上がりきる前に霧状のガソリンを噴射、圧縮
  3. 圧縮された混合気はピストンが上がりきった時に点火して燃焼、その力で膨張しピストンが下がる
  4. ピストンが上がり排気ガスを外に出す
混合気を取り込むのと空気だけを取り込むのではどういう違いがあるの?
雅也
混合気を取り込む場合は、出力を上げようと思ったら圧縮する熱で点火する前に燃焼してしまうんだ。

そうすると、ノッキングと呼ばれる金属音のようなものが発生してしまうんだよ。

つまりある一定以上の出力は出せないわけね。
雅也
そういうこと。
じゃあ空気だけを取り込む場合はどうなるの?
雅也
空気だけを取り込む場合は、霧状のガソリンが気体になる時に空気の熱を奪うから、シリンダー内の温度が下がってノッキングが発生しにくいんだよ。

それによって、同クラスのエンジンに比べて高出力化することができるんだ。

ロシプロエンジンではノッキングが発生してしまうような出力でも、直噴エンジンなら大丈夫なのね。

直噴エンジンの利点を活かし、エンジンのダウンサイジング(サイズを下げること)にも利用されています

直噴エンジンのメリット

じゃあ直噴エンジンにすることのメリットはやっぱり高出力にできることかしら?
雅也
そうだね。

でもそれ以外にもメリットはあるんだよ。

直噴エンジンは、エンジンを直噴化することにより圧縮比を高めることで出力やトルクが増し、同排気量のエンジンよりも出力やトルクが1割以上向上します

圧縮比とは

シリンダーの容積とピストンが上まで上がった時にできる燃焼室の容積の合計と、その燃焼室との比です。

圧縮比が高ければそれだけ爆発した時の膨張比が大きく熱効率が良くなり、燃費や出力も向上します

どうして燃費も向上するの?
雅也
同じ燃料噴射量でも直噴エンジンの方が同排気量のエンジンよりも出力やトルクが向上するわけだろう?

つまりその分大きなエネルギーが作り出せるから、燃料は少なく済んで燃費が向上するわけだよ。

また、直噴化によるシリンダー内の冷却効果は全域でトルクを向上させる効果がありレスポンスの良さもアップさせます。

直噴エンジンのデメリットは?

なんだか話を聞いているといいことばかりだけど、デメリットはないの?
雅也
直噴エンジンは特有の構造だから高圧燃料系は高い圧力に耐えないといけないんだ。

それによってコストが高くなることかな。

直噴のインジェクターは高圧燃料を細かく何回も制御しながら噴射しなければなりません

それにより、制御用の電子系が複雑でパーツ自体もシリンダー内部の圧力に耐えながら噴射を行うため、頑丈に作らなければならずその分コストは高くなります。

インジェクターとは?

エンジンに入る空気の量をセンサーで計測し、コンピューターが必要な燃料を計算して高圧噴射する装置です。

インジェクターの登場により、どのような気温、気圧、湿度でも確実な始動性と安定したパフォーマンスを車にもたらしました。

雅也
それに、直噴だから1シリンダーあたり一本必要になる分、気筒数が多ければそれだけコストが高くなるよね。
他にはコストが高いパーツはあるの?
雅也
そうだなぁ、あとは高圧燃料ポンプかな。

これも頑丈にしないといけないからコストが高くなるよね。

高出力な分頑丈にしないといけないからコストが高くなるのは仕方ないことなのね。
雅也
そうだね。

あとデメリットと言えば、PM(粒状黒鉛)を発生させてエンジンオイルを吸収してスラッジと呼ばれる粘度の高いタールのような物を生成してしまうんだよ。

補足
スラッジは簡単にはエンジンから排出されずにエンジン内部やバルブ、排出管などに少しずづ堆積していき排出経路を狭くさせます。

各自動車メーカーは設計時にスラッジ堆積についても評価しており、ある程度スラッジで詰まっても性能は確保できるようにしてあります。

いいことずくめではないのね・・・。
雅也
まぁ、そこは機械だからね。

メリットもデメリットもあって仕方ないよ。

でも環境には優しいんだよ。

そうなの?
雅也
通常はエンジンが冷えた状態で始動すると、燃料の気化が通常より悪くなり排ガスに大量の有害物質が含まれてしまうんだ。

直噴エンジンだとエンジンが冷えた状態でも燃料の混合状態への影響は少ないからクリーン化には効果があるんだよ。

空気の量によってガソリンが噴射される量が調節されるものね。

年々排ガス規制が厳しくなってきているから有害物質の発生を抑えられるのは有利ね。

やはりエンジン周りでの故障が多い?

直噴エンジンのことは色々分かったけど、どういう部分でトラブルが発生してしまうのかな?
雅也
さっきも言った通り、高圧に耐えないといけないインジェクターと燃料ポンプにトラブルが出てきやすいみたいだね。

直噴エンジンでは燃料を高圧で噴射する必要があるために、普通のポンプよりもパワーのあるポンプが必要です。

高圧ということは負荷が高いということであり、エンジン部品のなかでも故障しやすい部品です。

同様にインジェクターも同じことが言えます。

やっぱりプジョー208に搭載されているエンジンも直噴エンジン特有の弱点を抱えているのね。
雅也
でも部品には耐用年数があるだろう?

ただ部品の耐用年数が短いだけということなんじゃないかな。

それで燃料ポンプの耐用年数ってどれくらいなの?
雅也
燃料ポンプの耐用年数は大体10年、もしくは走行距離が100,000kmぐらいの時だよ
部品の交換に費用はどれくらいかかるの?
雅也
燃料ポンプが大体100,000円位でインジェクターは一本10,000~20,000円位でプラス作業工賃かな。
注意
燃料ポンプとインジェクターの故障はエンジンが始動しないために自走出来なくなります。

そのため整備工場へ運んでもらえるロードサービスに加入しておいたほうがいいでしょう。

雅也
ほかに、これはメンテナンスの部類に入るんだけど、カーボンの堆積によるエンジンの不具合があるね。

これはガソリンが液体から気体になる時間が短いために燃焼にムラが発生し、気体になりきれずにシリンダー内に残ってしまうために起こるものなんだ。

カーボンが堆積することでどんな不具合が起こるの?
雅也
エンジンの出力低下や回転の不安定化なんかの不具合が現れるよ。

低速でのストップアンドゴーが多い状態だとカーボンの発生が多くなります

欧州では高速道路の利用も多く平均スピードが高くセッティングされているので、日本に持ってくると低速+ストップアンドゴーが多いためにより多くカーボンが発生します。

それじゃ、その不具合を防ぐにはどうしたらいいの?
雅也
マメに薬剤をエンジンに注入して洗浄すればいいんだよ。

例えばWAKO’S RECSという薬剤があるよ。

WAKO'S RECS

スラッジ(カーボンとエンジンオイルが結びついたもの)を科学的に分解してエンジン内部から剥がして除去するための薬剤。

エンジンを分解せずに作業ができ、薄いスラッジには効果があります。

一本10,000円弱で手に入るのでこまめに使用することをおすすめします。

メンテナンスを怠るとどうなるの?
雅也
最悪の場合、エンジンを交換しないといけなくなるから費用も数十万円かかることもあるんだよ。
そんなにもかかるの?

やっぱりこまめなメンテナンスって大事なのね

過去のAT(オートマチックトランスミッション)も弱点のひとつだった!?

雅也
ATもプジョーの弱点のひとつだったんだよ。
でも、今は日本製の6速ATだと聞いてるけど。
雅也
以前に積まれていたAL4っていうトランスミッションが最大の弱点だったんだよ。
AL4オートマチックトランスミッション
PSA、ルノー、シーメンス社が共同開発した4速ATで他国の自動車メーカーに開発で遅れをとっていたためにフランス政府も後押ししたATです。

当初からトラブルが多く問題のあるATでした。

どんなトラブルが起きたの?
雅也
トラブルの多くは制御用バルブが動かなくなることだったんだ。

制御用バルブが動かなくなることでギアが固定され、シフトチェンジができなくなったんだよ。

それは怖いわね。

制御用バルブが動かなくなった場合は、ミッションを分解してバルブの交換が必要になってきます。

それで、修理にはどれ位の費用がかかるの?
雅也
ミッションを分解するから50,000~100,000円とかなり高額になるよ。

ひどい時にはミッションの載せ替えも考えなくてはいけないから、300,000円以上かかることもあるんだ。

えっ、そんなに費用がかかるの!?

家計を預かる者としては困りものね。

雅也
でもね、2010年以降は日本のアイシン精機製になっているからトラブルは激減したんだ。

とはいえ、やっぱりメンテナンスは必要だよ。

ATのメンテナンスってミッションオイルの交換
雅也
そうだね、プジョー社では100,000kmでの交換を推奨しているけど20,000km位で交換する人もいるみたい。

電気系統にも弱点が?

 

輸入車全体に言えることですが、高温多湿の日本では日本車に比べて輸入車は電気系統に弱いようです。

雅也
やっぱりヨーロッパと違い日本は高温多湿だからね、日本車に比べて電気系統は弱い傾向にあるんだ。
それぞれの地域の気候によって変わってきてしまうのは仕方ないわよね。

高温多湿の日本ではセンサーやモーターなどの電気系統のトラブルが起こる可能性が高いです。

特にエアコン関係のトラブルが多いようです。

またお金のことになるけど、修理費用はどれくらいかかるの?
雅也
修理は基本的には部品交換になるから100,000円以下のものもあれば、200,000円近くかかるものもあるんだよ。
幅広いのね。

他の電気系統は大丈夫なの?

雅也
パワーウィンドウのトラブルもちらほらあるんだって。

パワーウィンドウのモーターが故障して、窓ガラスが下がったまま上がらなくなるトラブルが多いようです。

その場合はモーターだけ交換すればいいのよね?
雅也
ところがね、レギュレーターと呼ばれるパワーウィンドウ関係のパーツ全体を交換しないといけないんだ。
それじゃまた費用は高くなるのね。
雅也
そうだね、200,000円前後とかなり高くつくね。

輸入車の修理費用が高いのはプジョーにも当てはまるよ。

電気系統も走行距離が多くなることでトラブルが発生しやすくなるため、もし中古車を購入する機会があれば気をつけましょう。

しかし、今のプジョーは故障しやすいというわけではない!

 

フランス車は一般的に日本車に比べて信頼性は低いと言われており、それがネックでフランス車には乗らないという人が多く見受けられます。

日本での故障の少ない車というのは1年間ほとんどメンテナンスをしなくても動き続けてくれる車で、大半の日本車はそれほどのクオリティーを持っています。

雅也
反対に欧州ではメンテナンスを頻繫に行う前提で車作りがされているんだ。

だから、その都度耐久性がなくなった部品は積極的に交換してそのクオリティーを保っているんだよ。

軽度のトラブルであれば故障と言わない人も多く、メンテナンスで治るレベルであれば問題がないという考え方が多いです。

この考え方で作られているので、日本車より消耗品の劣化が早い場合もありこれはメンテナンスの範囲だと考えている人が多いのも事実です。

雅也
この表を見てみてよ!

参考:J.D Power 2017 Germany Vehicle Dependability Study J.D Power

この表は、アメリカの調査会社 J.Dパワー社が実際にユーザーから聞き取り調査をして、新車購入後3年~5年までの間に起こったトラブルの少ないメーカーをランキング形式で発表されているものです。

そのため、トラブルの少ないメーカーが上位にランクされています。

プジョーが割と上位にいるのね!
雅也
そうなんだよ。

けど、プジョーの車の故障率はメーカーが詳細なデータを収集して開発に活用しているため一般には公開されていないんだ。

え?

じゃあこの表は?

雅也
欧州の自動車大国であるドイツ市場の調査によるものなんだよ。
そうなんだ!

このデータからプジョーは決してクオリティーの低いメーカーでないと言えます。

プジョー208の故障の際のトラブルと修理費用は?のまとめ

雅也
これでプジョー208についてよく分かった?
ええ!

友達にも教えてあげないと!

プジョー208の故障の際のトラブルと修理費用とは?
  • 低燃費でクリーンな直噴エンジンは、同クラスのエンジンよりもハイパワー
  • ノッキングすることがなく、ダウンサイジングにも利用されている
  • しかしコストが割高で部品も高価なものが多い
  • インジェクターと燃料ポンプは部品の中でも負荷が高いので故障しやすい
  • インジェクター交換は一本10,000~20,000円位でプラス作業工賃
  • 燃料ポンプ交換は大体100,000円位
  • カーボンの堆積による不具合を防ぐため、専用の薬剤をガソリンに注入することが大事
  • 以前はATに問題があったが、現在は日本のアイシン精機製に変更され問題がなくなった
  • エアコン関係のトラブルは部品交換になるため、100,000円以下のものもあれば、200,000円近くかかるものもある
  • パワーウインドウのモーターの故障はレギュレーターを交換しないといけないため200,000円前後かかる
  • メンテナンスで治るレベルであれば故障と捉えないという考え方が多く、トラブルが比較的少ないメーカーと言われる
  • メンテナンスをしっかりとしていれば、大きなトラブルは未然に防ぐことができる

日本車のクオリティーに慣れ過ぎた人はメンテナンスをおろそかにしてしまう傾向にあります。

ですが欧州車は日本車と違い5年もしくは50,000kmあたりからトラブルが増えてきやすい傾向にあります。

そして、それくらいの時期にさしかかってくるとメンテナンスの重要性がより一層増してきます。

なので、プジョー208もほかの欧州車同様に日頃のメンテナンスがとても重要です。

メンテナンスをきちんと行えばとても素晴らしい車の一つになると言えますよ。

「車を乗り替えよう!」

と思った時にまず向かうのはディーラーや販売店へ向かうことが多いですね。

雅也
この時みなさんできるだけ「安く買いたい!」と考えますよね。私もそうでした。


ちょうど私の所も妻の綾が「車を買い替えたい!」と言って来た時でもあります。

友人が大事にしていた愛車の引き取り額がタダ同然だったのを聞いたり、私自身買い替えた時に自分で中古車販売店を回っていたのがかなり疲れました。

この友人や私の失敗を教訓にできるだけお得に車を買える方法を事前に調べ、実践した結果、綾も私も満足する買い替えができました。

雅也


販売員に言われるままに契約したら絶対に損します。

少し工夫をするだけでお得に買うことができますので、ぜひチャレンジしてみてください。


私が実践した方法についてはこちらで詳しく紹介しておリます。



さらに、綾の車を買い替える時と同じくして行ったのが任意保険の見直しです。

皆さんはディーラーに言われるまま、また保険会社に言われるまま任意保険を設定していないでしょうか?

はっきり言ってそれは損をしていますよ。

本来はどちらか片方だけ入っていたら十分な任意保険を二重に入っていたり、他の保険でカバーできるものに入っていたりと結構無駄なことをしている場合が多くありますよ。

今回、私の友人である美代子のお父さんから任意保険の内容、さらにお得にするやり方について教えてもらうことができました


車の買い替えに合わせて任意保険をいじることは多いので、車の買い替えと一緒任意保険も変更してみてはいかがでしょうか?

どこで損をしているか、さらにお得にする方法についてはこちらで詳しく紹介しております。

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