オデッセイとチャイルドシートはママと子どもの強い味方!?

今まで車を乗り替える時にディーラーで下取りして満足していた方、そのやり方は損しております!

一括査定にするだけでかなりお得になります。

雅也
もっと早く知っておればよかったなぁと感じてます。

一括査定は無料でできますし、さらに自分で持っていく時間と労力がかからないのでその時間で子どもと遊んだり家族サービスをすることも十分できますよ。

実際妻である綾の車も市場競争の原理が働いて下取り価格より22万円高く買い取ってもらえましたし、友人の崇は下取りよりも40万高く買取してもらえたと言ってました。


私みたいにすぐにでもお得に買い替えたい方はこちらを使ってくださいね。

あなたはどんな基準で車を選びますか?

「見た目がカッコイイもの」

「運転しやすいもの」

「燃費がいいもの」

人それぞれ様々な好みがあると思います。

これまで私は、見た目が可愛くて走りやすい、「自分のため」の車を求めていました。

でも、結婚して子どもを授かった今は「家族と子どものため」の車が欲しいと思うようになりました。

子育て世代に人気の車と言えば、一般的にSUVミニバンなどのファミリーカーだと言われていますが、それだけでもかなりの種類があり、迷ってしまいますよね。

さらに気になるものと言えば、子どもを車に乗せるのに必要不可欠な「チャイルドシート」ではないでしょうか。

うちの息子・涼はただいま魔のイヤイヤ期の真っ最中なんです。

特に最近は、車で出かけるのを嫌がって毎回苦労しています。

子どもの癇癪(かんしゃく)は、成長とともに自然におさまるものと言われています。

そうわかってはいても、この先どんな車やチャイルドシートを選んでも、息子の車嫌いは治らないのではないかとの不安が消えずにいました。

そんなふうに私が悩んでいた時、私が働いてた時にお世話になった沙織先輩から、「オデッセイ」という車を勧められました。

そして、この沙織先輩との関わりをきっかけに、息子の様子にも良い変化が見られるようになったんです。

私と同じ悩みをお持ちの方は、ぜひ参考にしてみて下さいね。

オデッセイとチャイルドシートはママと子どもの強い味方?

小さなお子さんがいるママの中で、「子どもがチャイルドシートに座りたがらなくて困っている」という方は少なくないのではないでしょうか。

こんな状況、よくありませんか?

両手には抱えきれないぐらいのたくさんの荷物を持っています。

次の予定の時間が迫っていて、一刻も早く出発したいのに、子どもが泣いて言うことを聞いてくれません。

手伝ってくれる人もいなくて、周囲からはただジロジロと見られるだけ。

気持ちばっかりが焦って、イライラして、こっちも泣きたくなってしまいますよね。

そんな状況ばかりが続いたら、ママも子どもを連れて車で出かけるのが苦痛になってしまうのではないでしょうか。

「どうしたら子どもが機嫌よく、快適に過ごしてくれるのか」

そこで必要となってくるのが、「車」と「チャイルドシート」選びになります。

うちの子どもはちょうどイヤイヤ期で、毎回車で外出のたびに号泣されるので困っていました。

以前から車の買い替えも検討していたのですが、どんな車にしたらいいのか、まったく見当もつきませんでした。

そんな時に、私が出産するまでいた会社の先輩である沙織先輩を通じて「オデッセイ」という車の存在を知ったんです。

私も夫も初めて知る車だったので、二人でカタログやインターネットの口コミなどを調べ、さらに実際に乗る機会も得ました。

沙織
私が乗っているオデッセイには、子育て中のママにとって魅力的な要素がたくさんあります。

チャイルドシートに座るのを嫌がるお子さんにとっても、強い味方になると思いますよ。

オデッセイ ママと子どもの味方 3つの理由
  • 走行性の良さ
  • 居住性の良さ
  • 乗降性の良さ

子どもにとって「心地よい車」というものがどういうものなのか、私自身知ることができたのが良かったのかもしれません。

その後、あれほど酷かったイヤイヤ期の息子の様子にも良い兆しが見られ始めました。

もっと早く気がつけばよかったと、今さらながらに後悔しています。

同じような境遇のママ達がこれ以上苦しむことがないように、参考にしていただきたいと思います。

これから具体的なお話をしていきますので、ぜひ最後まで読んで下さいね。

ママの苦悩

 

結婚、出産をして数年、子どもがだんだんと大きくなってきたことをきっかけに、車の買い替えを考えていた頃のことです。

私は専業主婦として家事と育児に専念する日々を送っていました。

大学卒業後、出産前まで社会人として慌ただしく働いていた頃に比べると、時間的にはゆとりがあり、のんびりした毎日ではあります。

ただ、この頃の私はある悩みを抱えていました。

でね、涼ったら今日も車に乗せようとしたらギャン泣きだったんだよ。

昼間の光景を思い出し、私はため息をつきながら目の前の夫に話しました。

雅也
そうか。それは大変だったな。

イヤイヤ期っていうのは、想像以上に手強いものなんだな。

1時間よ、1時間!

どんなになだめすかしてもずーっと泣きっぱなしで、こっちだって出かけないわけにはいかないし、もう完全に根競べよ。

最後はさすがに涼の方が泣き疲れて、おとなしくチャイルドシートに座ってくれたけどね。

雅也
1時間って…相当な根性というか、頑固者というか。

我が息子ながらすごいな。

感心してる場合じゃないわよ。

それにしても、どうしてあそこまで車に乗るのを嫌がるのかしら?

他のことでも多少はぐずるんだけど、車は特別イヤみたいなのよね。

雅也
うーん…俺のベンツが気に入らないとか?(汗)
ええ~ベンツがだめならどんな車なら満足するっていうのよ~。
雅也
冗談だよ。

まあ、イヤイヤ期には理由なんてないんじゃないか。

どんな子でも一度は通る道だって言うし。

そうかなぁ。

でも私ちょっと思うんだけど、もしかしたらチャイルドシートに座らされるのが嫌なのかなって。

自由を奪われるみたいな感覚なのかも。

雅也
なるほどね。

普段家や外で自由に走り回っていることに比べると、確かに窮屈だし。

だからと言って、さすがにチャイルドシートなしで走るわけにはいかないよな。

それはもちろんだよ。

でも、チャイルドシートはなくせないとしても、涼が少しでも快適に乗れるような工夫はないのかなって思うんだよね。

雅也
工夫ねぇ。

それってどんなことだろうなぁ…。

そうだよね。

言ってみたはいいけど、自分でもそれが何なのか全然思いつかないや。

そもそもまだどんな車にするかも決まってないしね。

その前に私、涼との我慢比べで燃え尽きてしまうかもしれないよ。

雅也
おいおい、灰にならないでくれよ~。

ごめんな。

いつも仕事ばっかりでなかなか協力できなくて…。

ううん、大丈夫だよ。

雅也は外で仕事がんばってくれてるんだから…。

申し訳なさそうに謝る夫に対して、私もそれ以上弱音を吐くことはできませんでした。

「イヤイヤ期の息子がとにかく車に乗りたがらない」

この頃の私はそんな悩みをひとりで抱え込み、日々ストレスが溜まっていく一方だったのです。

ママの限界

 

「ぎゃぁ~いやぁ~なぁい~!!」

広い大型ショッピングモールの駐車場に、涼の絶叫が響き渡りました。

買い物を済ませ、いざ車で帰宅しようとしたとたん、それまで機嫌よくしていた涼が急に泣き出しました。

最近では日常茶飯事になっている光景です。

周りには同じような子ども連れのママや、家族連れがいて、涼のあまりの声の大きさに驚いてこちらを振り返ってチラチラと見てきます。

綾の心の声
気にしない、気にしない。

子どもは泣くのが商売って、うちのお母さんも言ってたし。

そう自分に言いきかせ、私は腕の中で海老反りになって泣き叫ぶ涼に声をかけます。

ほら、涼。

早く帰らないとパパがお仕事から帰ってきちゃうよ~。

パパにお帰りなさいって言うんでしょ?

(涼)「いやぁ~いやぁなの~わぁぁ~~!!」

大好きなパパという単語にも反応せず、涼はさらに火がついたみたいに激しく泣き続けます。

こうなるともう、涼が泣き疲れておとなしくなってくれるまであやし続けるしかありません。

少し広い場所に移動しようとしたその時、ふと隣から声がしてきました。

中年の男性
うるせえガキだな…。
綾の心の声
えっ!?今のなに??

驚いて声のした方を確かめてみると、私の車の後方にひとりの中年の男性が立っていました。

銀縁眼鏡をかけ、口元にひげを蓄えた神経質そうなその男性は、私の腕の中の涼をギロリと睨むといきなり大きな声で怒鳴ってきたのです。

中年の男性
公共の場所でギャンギャン泣きやがって。

ちゃんとしつけしてんのか?

うるさくて周りに迷惑だろ!!

(涼)「っ!!わああぁ~ん!!」

男性の怒鳴り声に怯えた涼が、さらに激しく泣き出しました。

思いやりのかけらもないその言動に、私はカチンときて思わず言い返したくなりましたが、その気持ちをぐっとこらえて笑顔で返すことにしました。

お騒がせしてすみません。

ちょっと今車に乗りたがらない時期みたいで。

すぐに失礼しますから。

努めて明るい笑顔で言いました。

こちらが下手に出れば、この場は丸く収まると思ってのことです。

ですが、事はそう簡単にはいきませんでした。

中年の男性
ったく…ベンツなんかに乗せてるから、ガキが我がままに育つんじゃないのか?

要は贅沢病だよ!贅沢病!!

綾の心の声
はぁ!?(プッツン)

その失礼極まりない言動に、とうとう私の堪忍袋の緒が切れました。

あなた、何なんですか!?

そんなこと、赤の他人に言われる筋合ありませんから!!

だいたい子育てもしたことないくせに、子どものしつけの何がわかるって言うのよ!!

気がつくと、私は泣きながらその中年男性に向かって叫んでいました。

綾の心の声
閉ざされた家の中で、来る日も来る日も家事に育児に同じことの繰り返しなんだからね。

そりゃ子どもは可愛いいよ。

ずっとそばで成長を見守れればと思う…けど、バリバリと仕事をしていた頃の自分も忘れられないんだもの。

このまま狭い世界に埋もれて、ただ年を取るだけはイヤなんだもの…。

私は自分が思っていた以上に、育児のストレスが溜まっていたようでした。

今までの私だったら冷静に対処できていたことも、この頃はできなくなっていたのだと思います。

中年の男性
なっ!!ガキがガキなら、その親も常識がないな!!

思ってもみない反撃だったのか、中年男性は顔を真っ赤にしてなおも私に食ってかかろうとします。

こうなればこっちも徹底的に応戦してやろうと、私が身構えたその時、誰かに優しく肩をトントンと叩かれました。

沙織
相変わらず威勢がいいね!綾!
えっ!?沙織先輩!?
沙織
うん♪久しぶりだね~。

目の前に現れたその人は、私が涼を出産する直前まで働いていた会社の先輩の沙織さんでした。

私が退職して以来の、久しぶりの再会でした。

沙織
こんなところで会うなんて奇遇だね♪

じっくり近況報告を…と言いたいところだけど…。

そう言うなり、沙織先輩は先ほどから私たちの会話を怪訝そうに聞いている中年男性に向けて、にっこり微笑みながら言いました。

沙織
すみませんけど、私この人の知人で久しぶりの再会なんです。

積もる話もあるんで、そろそろ彼女を開放してあげてくれます?

中年の男性
なっ、何だと!!

何て非常識な女なんだ!!

沙織
非常識なのはあなたなんじゃないですか?

初対面の人に向かって恫喝したあげく、しつこく絡むなんて。

いっておきますけど、子どもが泣くのは自然なことなんですよ。

そんなことも知らないんですか?

それを親のしつけが悪いみたいな言い方をして。

周りをよーく見てみて下さい。

狭い建物の中とか公共の施設ならまだしも、広い駐車場で子どもが少しくらい大きな声で泣いていたからって、誰も気にしませんから。

あなたがうるさいと思うのは自由ですけど、嫌だったらさっさとここを離れればいいじゃないですか。

沙織先輩は笑顔を崩すことなく、中年男性に向かって一気にまくしたてました。

よくよく見ると、笑っているようでその眼だけは笑っていませんでした。

綾の心の声
ああ…相変わらず怒らせると怖い人…。
中年の男性
…チッ!!おまえらみたいな非常識な女どもの相手なんかしてられねえわ!!

言い返す言葉が見つからなかったのか、中年男性は吐き捨てるようにそう言って、自分の車に乗り込んでその場を去っていきました。

沙織
まったく、嫌なオヤジね!!

中年男性が去った方向にむかって、沙織先輩はしかめっ面でそうつぶやきました。

ふふふ…沙織先輩、相変わらずですね。

全然変わってなくて、何か安心しました。

沙織
綾はしばらく会わない間に何かやつれたわね。

もしかして、育児に疲れてる?

せんぱーい…。

かつて慕っていた人からの優しい声かけに、涙がとめどなく流れてくるのを私は止めることができませんでした。

ママの期待

 

やっぱり私の育て方に問題があるんでしょうか?

あまりにも嫌がり方が尋常じゃないんですもん…。

沙織
うーん…。

ショッピングモールの駐車場で、元職場の沙織先輩と偶然再会した私は、帰宅するのをいったんやめて彼女とお茶を飲むことにしました。

車に乗らずに済んだ涼は、これまでの大泣きが嘘だったかのように、ご機嫌でおやつのボーロを食べています。

沙織
それは関係ない…って言ってあげたいところなんだけど…。

事情も何も知らないのに、無責任なことは言えないわ。ごめん。

子どもの発達は本当に十人十色だから、難しいよね…。

その場で適当な慰めの言葉を言わず、自分の意見をはっきりと主張する。

私は先輩のそんな正直な性格が昔から好きでした。

先輩はまだ仕事続けているんですよね?

そういえば、先輩のお子さん…聡哉くん。

元気ですか?

えっと、たしか…そろそろ4歳ぐらいじゃなかったですか?

沙織
うん。先月でちょうど4歳になったところ。

毎日元気に保育園に通って、泥んこになって遊んでるわよ~。

今日もこの後、迎えに行く予定なの。

保育園かぁ。

いいなぁ~楽しそうですね。

沙織
集団生活だと他の子から病気をもらってくることも多くて、それを親がもらったりするから大変だけどね~。

タイミングが悪いと、家族そろって寝込む羽目になったりね!

そう言いながらも立派に仕事と育児を両立しているように見える先輩が、私は眩しく見えて仕方がありませんでした。

聡哉くんはイヤイヤ期ありましたか?

やっぱりうちの涼と同じように車に乗りたがらなかったとか?

沙織
車に関しては全然なかったわね~。

むしろ車が大好きで、逆に車から降りたがらなくて困ったぐらい。

そうなんですね。いいなぁ…。

先輩って、確か大きめの車に乗っていましたよね?

あの感じだと…ミニバンですか?

沙織
そう♪ホンダのミニバン「オデッセイ」って車だよ。
オデッセイ…。

何となく聞いたことはありますけど、どんな車なのかよく知らないですね。

最近は車を買い替えるべく、家事育児の間にいろいろなメーカーのカタログなどを見ていますが、「オデッセイ」という車に関してはノーマークでした。

沙織
綾はいつの間にベンツに乗り換えたの?

確か2人乗りのSmartに乗ってなかったっけ?

ベンツは夫の車なんですよ。

私のSmartはチャイルドシートがつけられなくて涼を乗せられないので、平日出かけるときに借りているんです。

沙織
ああ~そういうことね。
でもやっぱり不便ですし、私の車もぼちぼち車検が満期になるので新しい車に買い替えようと今いろいろと調べているところなんですよ♪
沙織
ふーん、そうなんだ。

だったら、「オデッセイ」はいいと思うよ!

私的には、ママと子どもにお勧めの車だと思う♪

もしかしたら、涼くんも気に入るかもしれないよ?

えっ?本当ですか!?

お勧めの理由、ぜひ教えて下さい~!

「イヤイヤ期地獄から解放されるかもしれない」

そんなかすかな期待を私は抱いたのでした。

帰宅する

 

もう少し「オデッセイ」についての話を聞きたかったのですが、この日は残念ながら時間切れとなってしまいました。

またもや泣き叫ぶ涼を何とかあやし、ようやく車に乗せた私は、沙織先輩とまた会う約束を取りつけて急いで帰宅の途につきました。

ただいまぁ~。
雅也
お帰り~。

沙織先輩と話し込んでいたことで、予定よりだいぶ帰宅時間が遅くなってしまい、すっかり日が傾いてしまっていました。

ごめんね、遅くなって。

すぐに夕飯作るから、ちょっと待っててね。

雅也
ゆっくりで大丈夫だよ。

涼と遊びながら待っているから♪

なぁ?涼~。いい子で待てるよなぁ?

そう言うと、雅也は涼を抱き上げて肩車などをして遊び始めました。

涼もキャッキャッと笑い声をあげてとても楽しそうな様子です。

私も手早く料理を進めながら、今日あった出来事を雅也に語りました。

雅也
へぇ…沙織さんって確か、綾が尊敬してるってよく話してた前の職場の先輩だろ。

近所ってわけでもないのに、買い物先で偶然会うなんて奇遇だな。

ほんとにびっくりしちゃった!

しかも、変なオヤジに絡まれた私を颯爽と助けてくれたんだよ。

本当にカッコよかった♪

その時、脳裏にあの銀縁眼鏡の神経質そうな表情が一瞬よぎりました。

思い出すだけで、今も腹立たしくて仕方がありません。

雅也
どこにでもいるんだよな、そういうクレーマーみたいなやつ。

本当に災難だったな。

でもあの人が騒いでくれたおかげで、沙織先輩もこっちに気づいてくれたのかも。

じゃなきゃ、広いショッピングモールの中ですれ違うことさえもなかったよね。きっと。

嫌なヤツだったけど、その部分だけは感謝しとこうかな。(笑)

雅也
綾はポジティブだなぁ~。(笑)
それにね、「車選び」に関して、沙織先輩にすごく耳寄りな情報をもらったんだよ。

詳しい話はまた今度なんだけど、チラッと聞いただけでも、十分期待できそうな話なの。

雅也
え~それは気になるなぁ!
うん。すぐにでも聞いて欲しいんだけど、また後で話すよ。

そろそろ夕飯もできるし、涼を寝かしつけたら話するから聞いてくれる?

雅也
うん、わかった。

じゃあ、メシ食おう!!

ああ~腹減った~。

もうちょっとだけ待っててね♪

オデッセイとは?

オデッセイについて調べる

涼を寝かしつけたあと、私はリビングのテーブルで自分のノートパソコンを立ち上げていました。

ホンダの公式サイトにアクセスし、「オデッセイ」についての情報を得るためです。

綾の心の声
えっと…オデッセイについては…?

そこへ入浴を済ませた雅也が戻ってきました。

雅也
何を熱心に見てるんだ?

雅也は私のノートパソコンをのぞき込むと、意外そうな表情を浮かべました。

雅也
これ…ホンダのオデッセイだな。

ミニバンに興味があるのか?

意外だなぁ。

きっと綾は次もコンパクトカーにするのかと思ってた。

ああ、うん。

大きい車って今まで運転したことないし、私もこれまではそうしたいなって思っていたんだけど…。

雅也
もしかして、沙織さんに勧められたとか?
うん、そうなの♪

沙織先輩、オデッセイに乗っているんだよ。

でね、先輩が言うには、オデッセイは「ママと子どもにお勧めの車」なんだって!

雅也
へぇ。それはいい響きじゃないか。
でも私、この車のこと何も知らないんだよね。
雅也
うん。じつは俺もこの車に関しては、名前以外ほとんど知らないよ。

ちょっとふたりで調べてみるか。

こうして私たちは、まずホンダの公式ホームページから情報を得ることにしました。

オデッセイとはどんな車?

(引用:Honda公式サイトより)

雅也
えっと、初代オデッセイの発売は1994年。

現行モデルで5代目になるんだな。

へぇ~意外と新しい車なんだな。

で、5代目のグレードは全部で6種類か。

雅也はパソコンの画面を熱心に見つめています。

オデッセイのグレード
  1. G・AERO Honda SENSING
  2. ABSOLUTE・Honda SENSING
  3. ABSOLUTE・EX Honda SENSING
  4. HYBRID Honda SENSING
  5. HYBRID ABSOLUTE Honda SENSING
  6. HYBRID ABSOLUTE・EX Honda SENSING
うーん…なんか難しい専門用語がたくさん並んでる…。

そもそも、グレードって何?

雅也
えっと、グレードっていうのは、「等級」や「階級」って意味だよ。

車だって同じ車種でも、性能とか内装とかによって差があるだろう?

それをランク分けしたものが、車のグレードってこと。

簡単に言うと、「松」「竹」「梅」みたいなものだな。

なるほど~。

えっと、上の3つはガソリン車で、下の3つはハイブリッド車なのね。

あとはモーターの種類とか、エンジンの性能とかにも違いあり…と。

グレードが上がっていくにつれて、性能もどんどん良くなっていくけど、当然その分値段も上がっていくってことね。

「梅」で満足するか、それとも「松」を求めるか…選ぶ人しだいだね。

雅也
うん。そうだな。

オデッセイのグレードの違いについて、もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参照してみて下さい。

オデッセイのグレードの違いを比較!車種選びに迷ったら!?

2019年4月13日
うーん…難しいなぁ。

車を運転するのは好きだけど、エンジンとかモーターとか、マニアックな違いについてはよくわからないよ~。

私にもわかるように教えて!雅也!

ずばりこの車の魅力って何なの?

雅也
任せろ!マニアックな知識には自信がある!(笑)

そうだな…オデッセイならではの魅力は、だいたいこの3つに分けられるんじゃないかな。

オデッセイの魅力① 走行性の良さ

(引用:Honda公式サイトより)

走行性が良いって、どういう意味?

運転しやすいってこと?

それとも、乗り心地がいいってこと?

雅也
うん。両方の意味だよ。

綾はさ、どんな車が運転してて乗り心地がいいと思う?

うーんと、左右にブレにくいかな。

いきなりハンドルとられるとびっくりするし。

あとは、走っててあんまりガタガタ音がするのは嫌だなぁ。

…って、あっ!そういうこと?

雅也
そういうこと!

オデッセイの最大の魅力は、走行中の安定感なんだ。

安定感??
雅也
うん。じつは、ミニバンのように車体の大きな車は、重心の関係でカーブや高速走行で左右に振られやすいものなんだけど、オデッセイは他のミニバンに比べて車高が低めなんだ。

車高が低いってことは、重心が低くしっかりしていて風の影響も受けにくいから、必然的に揺れにくくなる。

こういった面で、オデッセイは走行性の良さが抜群だって言われているんだよ。

ふーん、そうなんだね。
雅也
オデッセイの走りの良さは、それだけじゃないけどな。

ただ走りに安定感があるだけじゃなくて、エンジンとモーターにもこだわっているんだよ。

ふーん。そうなんだ~。
雅也
ハイブリッド車に限るんだけど、モーターに関しては、走行用モーターと発電用モーターと2つを搭載することで、滑らかでかつ力強い加速を実現しているんだ。

ノイズも少なくて、車内がとても静かなのも魅力的なんだよ。

へぇ~。そうなんだ…。
雅也
それに、何より魅力的なのが直噴式エンジンの「ABSOLUTE(アブソルート)」系だよ。

アブソルート系のグレードは、標準車に比べてよりパワフルなエンジンを使用していて、軽快でスポーティーな走りが楽しめるんだ。

そしてそして、とにかくすごいのが、その燃費の良さだね!

同じミニバンの中では、類を見ないトップクラスの燃費の良さだよ!

へぇ~そんなにすごいんだね…。(汗)
雅也
いいなよぁ~。

一度試乗してみようかなぁ♪

…っと、ごめん。ごめん。

綾の車選びなのに、つい熱く語っちゃって。

まぁつまりはそういうことだ!

うん。オデッセイの乗り心地が快適っていうのはすごくよくわかったよ。

それに、揺れにくいっていうのは、たまに車酔いする涼にとってはありがたいことだよね。

雅也
うん。そうだな。

それから、綾が心配している「大きい車は運転したことがない」って悩みだけどさ。

オデッセイは車体が大きいわりには小回りがわりと利くミニバンだし、Honda SENSINGっていう充実した安全装備がついているから、安心して運転できると思うよ。

安全装備って?

(引用:Honda公式サイトより)

Honda SENSING
  1. 衝突軽減ブレーキ
  2. 誤発進抑制機能
  3. 歩行者事故低減ステアリング
  4. 炉外逸脱抑制機能
  5. アダブティブ・クルーズコントロール
  6. 車線維持支援システム
  7. 参考者発進お知らせ支援システム
  8. 標識認識機能
こんなにたくさんあるんだね。

「アダプティブ・クルーズコントロール」って、難しそうな名前だけどどんな機能なの?

雅也
自動的に、前の車との適切な車間距離を保ってくれる機能だよ。

この機能は運転の負担を減らしてくれるから、家族旅行とかの長距離運転にも向いているよ。

標識認識機能っていうのは?
雅也
標識の見落としを防止するシステムだよ。

道路標識をディスプレー表示して、標識への注意を促してくれるんだよ。

そっか。それは心強い機能だね。

私も運転中、涼が後部座席で泣いているとどうしても気が散ることがあるんだよね。

今まで運転中にヒヤッとしたこと何度もあるよ。

雅也
うん。それはわかるよ。

そういう面でも、オデッセイは「ママと子どもに優しい車」って言えるのかもしれないな~。

そうだね~♪

オデッセイの魅力② 居住性の良さ

(引用:Honda公式サイトより)

えっと、次はインテリアについてだね。

やっぱりミニバンなだけあって、広々としていい感じ~。

それに、シートがめちゃくちゃ座り心地良さそう♪

雅也
特に2列目がすごいんだよ。

オデッセイ独自の「プレミアムクレードルシート」というものを採用しているんだ。

何かもう名前だけで高級そう!
雅也
プレミアムクレードルシートはとにかく豪華なシートなんだよ。
プレミアムクレードルシートの特徴
  1. リクライニング機能
  2. ロングスライド機能
  3. 背もたれの中折れ機構
  4. 内臓式オットマン
  5. 大型ヘッドレスト
  6. アームレスト
雅也
例えば、スライドシートは、後部座席ギリギリまでスライドさせれば、大人が十分足を伸ばして座ることができる広さなんだよ。
足を伸ばせるっていうのはいいね♪

やっぱりずっと座ってると疲れてきちゃうし。

「オットマン」って、ソファーにもついている、足を置いて休めることができるやつだよね?

じゃあ、背もたれの「中折れ機構」っていうのはどんなものなの?

雅也
中折れ機構っていうのは、シートの背もたれの部分が分かれるようになっていて、リクライニングを倒したときにヘッドレストが前方に持ち上がるようになっているものだね。

視界がとてもいいから、景色を楽しむこともできて最高だよ。

すごいねぇ。

ここまで豪華なのはなかなかないんじゃない?

雅也
うん。座り心地がまるでファーストクラス級って言われているのも、うなずけるよな~。

もちろん、すごいのは2列目シートだけじゃないよ。

運転席や助手席も、リクライニングの角度とかを電動で細かく調節できる機能なんかもついているしね。

とにかく自分好みのシートポジションで過ごすことができるんだ。

へぇ~運転席だけじゃなくて、助手席も電動で調整できるんだね~。

これは楽だね♪

雅也
うん。さらに、シートが豪華なだけじゃなくて、広い空間を活かしたシートアレンジも自由自在なんだよ。
シートアレンジ?
雅也
そう。例えば、3列目のシートを床下に収納してしまえば、かなりの荷物が入れられるスペースになるよ。

さらに、2列目のシートも収納してしまえば、大人の自転車も余裕でしまえるほどの広さになるんだ。

(引用:Honda公式サイトより)

わぁ~広い!

これなら、涼のベビーカーだって楽々入るね!

正直、コンパクトカーだと、少しの荷物とベビーカー入れただけでパンパンだもんね。

オデッセイなら、荷物の多い家族旅行でも安心してできるね♪

あっ、多少物を買い過ぎても大丈夫そうだね!

雅也の心の声
綾は買い物好きだからなぁ…。

多少って、どのくらいだろう?

想像するのが…怖い…。(汗)

オデッセイの魅力③ 乗降性の良さ

えっと、次は乗降性の良さ…ね?

これってつまり、乗り降りしやすいってこと?

雅也
うん。そういうこと。
ん~乗り降りのしやすさって…何で変わるんだろう??
オデッセイ 乗降性の良さ
  • 超低床プラットフォーム
  • 約30cmの低いステップ高
  • 両側パワースライドドア
雅也、さっき言ってたよね。

オデッセイは他のミニバンに比べて、車高が低めだって。

雅也
そうだよ。

他のミニバン車の車高が1.8m~1.9mのところ、オデッセイは約1.65mと低めになっているんだ。

普通は車高が低ければ、室内の高さも低いものだけど、オデッセイは空間を広くとるために「天井を上げると同時に床面も低く」しているんだよ。

床面が低いってことは、ステップ高も低くいってことだから、子どもや高齢者は安心して乗り降りできるよね。

(引用:Honda公式サイトより)

それってすごく良いことだよね。

涼ももう少し大きくなったら、自分で乗り降りするようになるだろうしね。

雅也
あと、ミニバンと言えば「スライドドア」だけど、これについてはどう思う?

(引用:Honda公式サイトより)

うーん…。使ったことないからよくわからないけど、便利そうだなって思うよ。
雅也
スライドドアの最大のメリットは、隣の車にドアをぶつけることがないことだと思うんだ。

ドアの開口部も広いし、荷物の出し入れもしやすいところもいいよな。

スライドドアなら、泣いている涼をさっとチャイルドシートに座らせることができそうだね。

泣き声で集中できない上に、十分なスペースが確保できていないと、チャイルドシートのバックルの調節とかうまくできなくて、よけいに焦るんだよね…。

雅也
そうだな。

チャイルドシートに子どもを座らせやすいかどうかは、やっぱり車の空間の広さが大きく関わってくるよな。

オデッセイとチャイルドシート

そういえば、チャイルドシートってたくさん種類があるじゃない?

オデッセイの場合、何を基準に選んだらいいのかな?

雅也
今のチャイルドシートを買ったときも、一緒に調べたよな。

どの車も基本は同じじゃないかな。

大事なのは、使用方法をよく理解して、「車に正しく装着すること」と「子どもを正しく座らせること」だよ。

うん。そうだったね。

えっと、確かチャイルドシートには車への固定方法が2種類あるんだよね。

チャイルドシートの固定方法
  • ベルト固定タイプ
  • ISO-FIX固定タイプ
雅也
ベルト固定タイプは、本体をシートベルトで固定する方法。

ISO-FIX固定タイプは、チャイルドシートのコネクターを車側の専用金具にはめ込むタイプだな。

(引用:コンビ公式HPより)

私、ベルト固定タイプは説明書を読んでも、取り付け方が難しくてよくわからなかったんだよね。

実際、ベルト固定タイプのチャイルドシートを使ってるママ友に聞いたら、ガタつく感じが消えないって言ってたよ。

雅也
そういう意見が多いみたいだな。

だからISO-FIX固定タイプの方が確実にチャイルドシートを固定できるし、その方が安全だって言われてるんだよな。

うん。オデッセイはISO-FIX固定タイプに対応しているし、安心だよね。

やっぱり取り扱いがシンプルで、確実に使えるものがいいよ。

オデッセイのデメリット

雅也
どう?オデッセイの魅力は少しでも伝わったかな?
うん。すごくいい感じだね♪

沙織先輩もお勧めだって言ってたし、もうこの車に決めちゃおうかな~♪

雅也
おーい、待てってば。

物事にはメリットだけじゃなく、デメリットもあるんだからな~。

その点もよく考慮しないと。

オッデセイのデメリット
  • 車体が大きいため、運転に慣れていない人には扱いにくい
  • 他のミニバンに比べて車内高が低めのため、ウォークスルーの際に不便
  • 重心が低いため、足回りが固いと感じる人もいる
雅也
車体の大きさに関しては、慣れるしかないな。

さっきも言ったけど、オデッセイはミニバンにしては小回りが利くから、駐車感覚なんかも比較的つかみやすいんじゃないかな。

そうなんだね。

あと、ウォークスルーってなに?

雅也
ウォークスルーっていうのは、車内で運転席と助手席、後部座席の間を移動することだよ。

ミニバンのメリットでもあるんだけど、車内高が低いオデッセイでは屈まなきゃいけないから、大柄な人にとっては窮屈かもしれないな。

で、3つめの「足回りが固い」って意味なんだけど…。

車選びではよく聞く言葉だよね。
雅也
うん。オデッセイは重心が低いんだけど、つまりそれは足元が地面に近いってこと。

そうすると、地面の振動が伝わりやすくなって、人によってはそれが気になる場合もあるんだ。

それを「足回りが固い」って表現をするんだよ。

うーん…なるほどね。

確かに、オデッセイに良い面ばかりを持っているわけじゃないんだね~。

雅也
だろ?まぁ「ママと子どもにお勧め」っていうのは興味深いし、とにかく一度参考に、沙織さんの話を聞きに行ってみればいいんじゃないか?
そうだね~。

そうしてみるよ!

オッデセイという車にますます興味がわいた私は、沙織先輩との再会を待ち遠しく思うのでした。

先輩との再会

 

それから数日後、沙織先輩が我が家に遊びに来てくれました。

こちらから伺うと何度も言ったのですが、車で出かけたがらない涼と私を気遣って、先輩の方からわざわざ出向いてきてくれたのです。

遠いところすみませんでした。

今お茶入れますから、座ってて下さいね。

沙織
お構いなくね~。

それにしても、家の中すごくきれいにしてるのね。

うちなんか、いつもしっちゃかめっちゃかになってるわよ。(苦笑)

先輩はお仕事してるんですから、散らかるのは仕方ないですよ~。
沙織
お前がズボラなせいだって、旦那にはよく怒られてるけどね。

そういえば、涼くんは?

今ちょうどお昼寝してて、そろそろ起きてくる頃だと思うんですけど…。

沙織先輩にお茶を出した後、隣の寝室を覗いてみると、ちょうどお昼寝から目覚めた涼が起き上がっているところでした。

キョロキョロと辺りを見まわし、私に気がつくと嬉しそうに駆け寄ってきます。

涼おっきしたの?

私は涼を抱きしめ、沙織先輩に向き直りました。

沙織
こんにちは、涼くん。

自宅に見慣れない人がいることに、涼は一瞬驚いた様子を見せましたが、すぐににっこりと笑って沙織先輩に駆け寄っていきました。

沙織
あらあら、人なつっこい子ねぇ。

あの駐車場で泣き叫んでいた時とまるで別人じゃない。

そうなんですよ。

この子はもともと人見知りもほとんどしないし、穏やかな性格だと思うんです。

なのに、車だけが…涼を豹変させてしまうんですよね。

うちの夫は、「イヤイヤ期に理由なんてない」って言うんですよ。

だけど私は、もっと涼の気持ちが…嫌だと思う理由がわかればいいなって…いつも思うんです…。

沙織
そっか…。

そうつぶやくと、沙織先輩はしばらく何かを考え込むようにしていました。

その後、何かひらめいたように急に立ち上がってこう告げてきました。

沙織
あのさ、今から私のオデッセイで涼くんと一緒に出かけてみない?

ちょうど聡哉のチャイルドシートもつけてあるし、どうかな?

えっ?でも…。

乗るまでにすごく時間がかかりますし、先輩に迷惑がかかりますから…。

沙織
まぁまぁ、いいから!物は試しに!ねっ?
あっ、はい…。

わかりました。

出かける用意してきますので、ちょっと待ってて下さいね。

一抹の不安を残したまま、私は涼を連れて沙織先輩の車で出かけることになったのです。

涼の変化

涼の変化

沙織
さーてっと、涼くん見て!

これがお姉さんの車だよ~。

とっても大きいでしょ?

私に抱かれて駐車場へとやって来た涼は、先輩の車を見つめてビクッと肩を揺らしました。

その瞳にみるみるうちに涙が溜まっていきます。

綾の心の声
あーあ…だからこうなるって言ったのに…。
沙織
涼くん、いいかな?

よーく見ててね?

そう言うと、沙織先輩はサッと後部座席のドアのあたりに手をかざしました。

すると、スライドドアがゆっくりと開いていきます。

えっ!?涼?

驚いたことに、それまで半泣き状態だった涼が急に笑顔を見せ、ドアに向かって懸命に手を伸ばそうとしていたのです。

沙織
やっぱり涼くんもスライドドア好きなんだね~♪

こっちにおいで!

お姉さんと一緒にブーブーでお出かけしよう?

沙織先輩に呼ばれ、涼は私の腕の中から歩きだし、恐る恐るオデッセイに近づいていきました。

沙織
ん♪いい子ね~♪

じゃあ、お姉さんと一緒に手をつないでブーブーに乗ってみよっか!

(涼)「あぁ~い♪」

私は目の前の光景が信じられず、ただ茫然と見つめていました。

あれほど車に乗るのを嫌がっていた涼が、笑顔でしかも自分から沙織先輩の車に乗り込んだのです。

涼?ブーブー嫌じゃないの?
沙織
嫌じゃないよね~?

さあ、ブーブーで出かけるから、チャイルドシートに座ろうね。

綾も涼くんの隣に座って。ねっ?

涼をチャイルドシートに座らせた後、運転席にまわりながら、沙織先輩が指示を出してきます。

…先輩。私、きつねにつままれたような気分です。

わけがわかりません。

沙織
そんなに驚いてどうしたの?
だって…涼が笑ってます。

大嫌いな車のチャイルドシートに座らされているっていうのに…。

沙織
そんなに驚いてないで…さあ、車出すよ。

ほらっ、綾も早くシートベルト締めて!

そう告げて、沙織先輩はゆっくりと車を発進させました。

沙織
今日は天気もいいし、公園にでも行こうか?

私と聡哉がよく行くところがあるから、そこまで案内するね。

あっ、はい。

お願いします…。

そう返事をしたものの、私はいつ涼が泣き出すのではないかと、気が気ではありません。

でもよく見てみると、涼は泣き出すどころかお気に入りの鼻歌を歌いながら、車窓の眺めを満喫している様子なのです。

先輩~。いくら乗ってる車が違うからって、何でこんなに涼の様子に差があるんですか~!?

いつもなら最初から最後まで、ほぼ泣き通しなんですよ !?

沙織
まあ落ち着きなって、綾。

公園に着いたら、またゆっくり話そうよ?ねっ?

はい、すみません…。

これ以上、沙織先輩の運転の邪魔をしないようにと、私は公園までの道のりをただ静かにしていました。

涼の変化の理由とは?

30分ほど車を飛ばし、私たちは大きな公園へとやってきました。

駐車場に車を停め、沙織先輩が後部座席のドアを外側から開けます。

沙織
さあ~涼くん。

公園に着いたからおんりしようね♪

沙織先輩は涼に優しく声をかけて、チャイルドシートを外し、抱っこしました。

でも、すぐに地面には降ろしません。

わざわざ涼を車の床面に立たせた後、両手を広げて涼が地面に降りてくるのを待っていました。

沙織
はい、降りておいで~?

おねえさん待っているからね♪

その声に導かれるように、涼は地面に降りようとしましたが、うまくバランスが取れずに倒れ込みそうになりました。

綾の心の声
あっ、危ない…!?

ですが、沙織先輩がしっかりと受け止めてくれたため、涼は無事に着地することができました。

沙織
上手に降りられたね~。

じゃあ、ドアも涼くんが閉めてくれるかなぁ?

そう声をかけられ、涼は嬉しそうに後部座席のドアに手を伸ばします。

スライドドアがゆっくりと閉じていきました。

沙織
はいっ♪とっても上手だね~。

じゃあ、ママとお姉さんと3人でお散歩に行こうか?

(涼)「いやぁ。ブーブー。」

涼?どうしたの?

いつもなら、一目散に車から離れようとするのに、今日の涼は違っていました。

逆に車のそばから離れるのをしぶるのです。

沙織
仕方ないなぁ。

じゃあ、散歩はやめて、車でぐるっと遠回りしながらおうちに帰ろうか?

私の車をとっても気にいってくれたみたいだから♪

結局散歩はせず、また車に乗り込み、そのままドライブへと出発しました。

私たちは車内で話すことにしました。

沙織
どう?実際にオデッセイに乗ってみた感想は?

私が「ママと子どもにお勧め」って言った意味、わかってくれたかな?

はい。本当に魅力的な車ですね。

特に乗り心地が最高だとは聞いてましたけど、本当に素晴らしいと思います。

ミニバンにしては揺れが少ないし、何と言ってもこのシートの座り心地がたまらないです

広々とした車内に、最上級のシートは足を思いっきり伸ばしてリラックスすることができます。

チャイルドシートに座っている涼も、心なしかうっとりとした表情に見えました。

涼にとっても安心できる乗り心地なんですよね。きっと。

それに、車高が高くもなく低くもなくちょうど私の身長に合っているので、涼をチャイルドシートに座らせたり降ろしたりするのが楽そうです。

変に屈んだり、背伸びしなくちゃいけないのは、やっぱりしんどいですし。

沙織
うん。そうだよね。

それは私も聡哉を乗せながらいつも感じているよ。

オデッセイについては、事前にいろいろと調べてはいましたけど、乗ってみてすごく実感できましたよ。

「ママと子どもにお勧め」の車だっていうことが。

ぜひ次の車の候補として考えたいなと思います!

沙織
…うん。そっか。

それは良かった。

その時、私の言葉にただ黙って相槌を打っていた沙織先輩が、また質問を投げかけてきました。

沙織
…ねえ綾、今の涼くんの様子見てどう思う?

私は沙織先輩の言わんとしていることがすぐにわかりました。

はい…。心から楽しそうで、イキイキとした様子だなって思ってます。

正直、こんなに楽しそうな表情、久しぶりに見た気がします。

そう答えながら、私は涼の変化の理由にたどり着いている自分に気がついていました。

先輩、私気づいてしまいました。

…私は嫌がる涼を車に乗せようと躍起になるあまり、いつの間にか涼の気持ちを無視していたんじゃないでしょうか。

「できないことでも自分でやってみたい」と思う気持ちとか、それが上手くできないもどかしさとか。

涼が当たり前に感じているはずのことを、自分が焦るあまりに忘れていました。

沙織
うん。そっか…。
先輩、ありがとうございます。

何か私、やっとトンネルの出口が見えたような気がします。

沙織
うん。そう言ってもらえて良かった。

私もね、綾と同じような経験をしたことがあったから…。

先輩…。
沙織
ねえ、綾。

この先、まだイヤイヤ期は続くかもしれない。

だけど、どんな車やチャイルドシートを選んでも、大事なことさえ忘れなければきっと涼くんに綾の愛情は伝わると思うから。

そのことだけは忘れないでね。

沙織先輩の心強いその言葉に、私は目頭が熱くなりました。

沙織
それから、おせっかいついでにもう一つだけ。

あんまり育児のストレスをひとりで抱え込んだらダメだからね?

旦那さんに遠慮があるのかもしれないけど、ちゃんと自分の気持ちは伝えなきゃ。

この先、自分はどうなりたいのか…とかね。

そうですね。

言葉にしなきゃ伝わらないですもんね。

将来のこと、ふたりでちゃんと話し合ってみます。

沙織
そうこなくっちゃ♪

そう豪快に笑う沙織先輩を見て、いつまで変わらずに憧れの先輩でいて欲しいと、そう願わずにはいられない私なのでした。

ママの幸せ

 

数週間後、私は涼と一緒にいきつけのショッピングモールへ買い物に来ていました。

さぁ、涼~。着いたよ。

買い物するからおんりしようか?

(涼)「いやぁ~ぶーぶーのんの~」

おとなしくチャイルドシートに座っていた涼は、イヤイヤと頭を振って抵抗します。

そうなのです。

あれから涼はすっかり車が好きになり、今では逆に車から降りたがらないほどです。

形を変えたイヤイヤ期は、現在も続行中なのでした。

あらあら、困ったお坊ちゃんねぇ~。

私はため息をつきながらも、どこか嬉しさを感じていました。

以前とは違い、その様子を笑顔で見守ることができるゆとりが生まれているのです。

いいよ。涼が降りる気になるまで、いつまでも待ってるから…。

そうして私は、後部座席のドアを開け、ぐずる涼をあやしていました。

その時、聞き覚えのある不快な声がどこからか聞こえてきました。

中年の男性
相変わらず我がままなガキだな。

振り返ると、いつぞや涼の鳴き声のことで私にしつこく絡んできた、あの中年男性が立っていました。

綾の心の声
げっ!!
中年の男性
やっぱり親のしつけの問題だなぁ。

間違いないわ。ははは。

中年男性は厭味ったらしくそう笑うと、私と車内にいる涼をジロジロと見るのです。

綾の心の声
…このオヤジは…。

私が怒りを必死にこらえていたその時、それまでぐずっていた涼がピタリと泣き止みました。

そして、私に向かって懸命に手を伸ばしてきました。

涼?どうしたの?
中年の男性
!?

私がチャイルドシートから涼を抱き起すと、涼は中年男性に向かって極上の笑みを見せました。

そして、なんと両手まで伸ばそうとするのです。

(涼)「じぃじぃ~♪」

中年の男性
なっ、なんだよ!

男性は意表をつかれたように、驚き固まってしまいました。

中年の男性
…きゅ、急にしおらしくなったって、俺は騙されないからな!

チッ!もう騒ぐんじゃねえぞ!!

そう声を張り上げて、中年男性は急いで車に乗って逃げるように去って行ってしまいました。

綾の心の声
なに、今の…。

私は見逃しませんでした。

男性の耳がまるで照れているかのように、赤く染まっていたことを…。

腕の中の涼を見ると、変わらずご機嫌な様子で笑っていました。

綾の心の声
…子どもに触れ合うことに、慣れている人ばかりじゃないんだよね。

きっと縁がない人だって、世の中にはたくさんいるはず。

当たり前にある幸せ…それを忘れないように日々を過ごしていかなきゃね…。

私は胸の中の我が子を抱きしめ、今ここにある幸せを強く噛みしめるのでした。

まとめ

今回の記事はいかがでしたでしょうか。

小さなお子さんを育てるママ達にとって、「子どもが嫌がってチャイルドシートに座ってくれない」という悩みは、とても辛いものですよね。

「オデッセイ」はそんな悩みをもつママと子どもにとって、強い味方となってくれる車です。

  • オデッセイの魅力は、「走行性の良さ」「居住性の良さ」「乗降性の良さ」の3つ
  • 走行性の良さとしては、充実した8つの安全装備により、安定感かつスポーティーな走りが実現
  • 居住性の良さとしては、特に2列目に採用している「プレミアムクレードルシート」はファーストクラス並みの座り心地を実感できる
  • 乗降性の良さとしては、安心かつ快適な乗り降りが可能となっている
  • ISO-FIX固定タイプのチャイルドシートに対応しており、子どもの安全に配慮されている
  • チャイルドシートからの子どもの乗せ下ろしがスムーズにできる

オデッセイのデメリットとして

  • 車体が大きいため、運転に慣れていない人は扱いにくい
  • 車内高が低めのためウォークスルーの際に不便
  • 重心が低いため、足回りが固いと感じる人もいる
沙織
「オデッセイ」にはこんなにも多くの魅力がつまっているよ。

ママの運転する楽しみに加えて、子どもの安心感、心地よさもあり、きっとお互いに快適なドライブタイムを過ごせるから。

時にはひとりで気ままに、夫婦で仲良く、そして家族でワイワイと、「オデッセイ」に乗ってお出かけを楽しんでみたらどう?

そうだね。ありがとう沙織先輩。

主人も結構調べていたから今度主人を連れて試乗に行ってきます。

「車を乗り替えよう!」

と思った時にまず向かうのはディーラーや販売店へ向かうことが多いですね。

雅也
この時みなさんできるだけ「安く買いたい!」と考えますよね。私もそうでした。


ちょうど私の所も妻の綾が「車を買い替えたい!」と言って来た時でもあります。

友人が大事にしていた愛車の引き取り額がタダ同然だったのを聞いたり、私自身買い替えた時に自分で中古車販売店を回っていたのがかなり疲れました。

この友人や私の失敗を教訓にできるだけお得に車を買える方法を事前に調べ、実践した結果、綾も私も満足する買い替えができました。

雅也


販売員に言われるままに契約したら絶対に損します。

少し工夫をするだけでお得に買うことができますので、ぜひチャレンジしてみてください。


私が実践した方法についてはこちらで詳しく紹介しておリます。



さらに、綾の車を買い替える時と同じくして行ったのが任意保険の見直しです。

皆さんはディーラーに言われるまま、また保険会社に言われるまま任意保険を設定していないでしょうか?

はっきり言ってそれは損をしていますよ。

本来はどちらか片方だけ入っていたら十分な任意保険を二重に入っていたり、他の保険でカバーできるものに入っていたりと結構無駄なことをしている場合が多くありますよ。

今回、私の友人である美代子のお父さんから任意保険の内容、さらにお得にするやり方について教えてもらうことができました


車の買い替えに合わせて任意保険をいじることは多いので、車の買い替えと一緒任意保険も変更してみてはいかがでしょうか?

どこで損をしているか、さらにお得にする方法についてはこちらで詳しく紹介しております。

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