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あ〜お腹空いた。
たしか、この辺りにファミレスあったよね。
そうそう、確かもうちょっと先に行ったところに・・・あっ、あった!
でも、道路の反対側だ。
中央分離帯もあるから、こっち側の車線からは入れないな。
えぇ、どうするの?
大丈夫だよ。
この先の交差点のところでUターンして行こう。
えっ、この道ってUターンしていいの?
うん、今走ってきたところにもUターン禁止標識も無かったし、この先の交差点にも標識らしいものも無いから多分大丈夫だよ。
ウィンカーを出して右折レーンに入った雅也の車の前に、同じく右折待ちをしているBMWが綾の目に入ったようです。
前のBMWって、3シリーズだよね。
見た感じ、このCクラスと大きさ変わらないね。
それはそうだよ。
同じDセグメントで、よくCクラスと比較対象にされる車だからね。
確かに。
あっ、前のBMWもUターンしていったよ。
なんか、全然ふくらまないで、シュって感じてUターンしていったけど、BMW 3シリーズってあんなに小回りきくの。
確か最小回転半径はこのCクラスと変わらなかった気がするけど、ファミレス着いたらちょっと調べてみようか。
「シュっ」とUターンしていったBMWとは違い、涼を乗せている雅也のCクラスは、ゆったりとUターンしながらファミレスへと入って行きました。
今回はBMW3シリーズの小回り性能を他の車との比較を交えつつ検証していきます。
目次
最小回転半径って何?
そういえば、さっきなんて言ってたっけ?
最小・・・最小なんとか半径。
最小回転半径ね。
そうそう、それ。
その最小回転半径って初めて聞くけど、何のことなの。
最小回転半径は車のカタログには必ず載っている数字なんだけど、綾のように気に留めている人って意外に少ないんだよね。
ちょっとこれ見て。
Cクラスのカタログにある主要緒元っていう車のサイズとか性能とかの数字が乗っているところ。
雅也は、スマホで自分が乗っているCクラスのカタログのページを検索して、彩に見せました。
ほら、このTechnical Dataってページのここ見て。
「最小回転半径」って載っているでしょう。
この「5.1」とか「5.2」とかいう数字が最小回転範囲。
・・・だから、その最小回転半径ってどういう意味の数字なの(怒)!
注文した料理がなかなか出てこなく、おなかが空きすぎてイライラしている綾は少し機嫌が悪くなってきたようですね。
雅也に変わって説明すると「最小回転半径」とは、車のハンドルを右か左にめいっぱい切った状態で車を旋回させたときに、一番外側のタイヤの中心が描く円の軌道を描いていきますが、この時描かれる円の半径を「最小回転半径」と言います。
言ってしまえば、Uターンするときに必要な道幅もこの最小回転半径からおおよそ導き出せるんだ。
例えば、最小回転半径が5mの車ならUターンするのに10mの幅が必要って事。
あくまで理論値だから道路やタイヤの状況、ハンドルの切り方によっては必ずその通りになるとは限らないんだけれどね。
BMW3シリーズの最小回転半径は?
じゃあ、さっきのBMW 3シリーズって最小回転半径が小さめなのかなぁ。
ちょうど、この前BMWのディーラーに行った時、もらってきたカタログがあるからちょっとと見てみようか。
そういって、雅也は自分のCクラスに積んであったカタログを取ってきました。
3シリーズセダン
3シリーズツーリング
3シリーズグランツーリスモ
ざっと見た感じだと車体タイプごとで違っているみたいね。
セダンが5.3m、ツーリングが5.4m、グランツーリスモが5.6mだね。
あっ、でも同じツーリングでも320i xDriveは5.6mって他のツーリングのタイプより最小回転半径が大きいのは何故なの?
320i xDriveの駆動方式のところ見てごらん。
他は全部「FR」だけれど320i xDriveは「4WD」でしょう。
二輪駆動と四輪駆動だと理論上、四輪駆動の方が最小回転半径が大きくなる傾向があるんだよね。
4つの車輪をすべて駆動させるための装置でどうしてもタイヤの可動スペースが限られてくるからかじ取り角が狭くなっていしまうんだ。
同じ理由で、二輪駆動でもFFとFRでは、駆動装置が前にあるFFの方が最小回転半径が大きくなりがちと言われているんだ。
他のライバル車の最小回転半径と比較してどうなの?
他に最小回転半径に影響がある要素って何かあるの?
他にもホイールベースやトレッドのサイズによっても変わってくるんだ。
ついでだから比較サイトなんかで、よく比較対象になっている4車種の数字も見てみよう。
BMWって他と比べると圧倒的に最小回転半径が小さいってわけじゃないんだね。
むしろ最小回転半径だけならCクラスの方がBMWよりは小さいんだね。
確かに、Cクラス運転していて思うけど、あれだけ大きな車体の割には結構小回り効いていて「もう一回切り返さないといけないかなぁ」って場所も一発で曲がり切れるって事が多いよ。
何故BMWはコーナーリング性能が良いと感じるのか?
理論値とはいえ、数字だけ見るとBMW 3シリーズよりはCクラスやレクサスISの方が最小回転半径も小さいし、小回りが性能がいいのかなぁって思うよね。
でも、実際はBMWってさっきの車みたいにカーブなんかもシュって感じで曲がっていくのもよく見かけるだよね。
「BMWはコーナーリング性能がいい」って話もよく聞くけど、実際のところコーナーリング性能はどうなの。
いいところに気が付いたね。
実際、最小回転半径の値が小さいからと言ってコーナーリング性能が良いとも言えないんだ。
極端な話、ホイールベースを極端に短くしてトレッド幅を広げた横長の車にすれば理屈上は最小回転半径は小さくできるけど、そもそも直進性能を極度に落とすので車としてどうかって話になるよね。
コーナーリング性能にしても直進性能にしても色々な要素が絡んでくるんで、一概には言えないれど、重要な要素の一つが最小回転半径を左右する要素でもあるホイールベースとトレッド幅のバランスなんだ。
ホイールベースとトレッド幅・・・バランス・・・?
そう、大雑把に言ってしまえば、前輪の中心から後輪中心までの長さを「ホイールベース」っていって、右のタイヤの中心から左のタイヤの中までの幅を「トレッド」っていうんだ。
それで、ホイールベースの長さがトレッドの幅の何倍あるかを示すホイールベース・トレッド比(W/T)を使って直進性能に優れているのか(2に近い値)がコーナーリング性能に優れているか(1に近い値)を判断する場合が多いんだよ。
さっき調べた代表的な車種のホイールベース・トレッド比を比較してみようか。
へー、こうやって見るとBMWの3シリーズって一番ホイールベース・トレッド比が小さいんだね。
ということは、他と比べるとコーナーリング性能が良いって言えそうだね。
BMWのホールベース・トレッド比は直進性とコーナリング性能両方を兼ね備えた絶妙なバランスを示しているんだよ。
BMWのブランドキャッチコピーは「Freude am Fahren」。
直訳すれば、「運転する喜び/楽しみ」なんだよね。
日本では「走り抜ける喜び」ってしているけど、こういった「走る楽しさを」徹底的に追求した設計思想は本当に乗る人をワクワクさせてくれるよね。
だからBMWのファンの人って本当に「運転するのが好き」で、「運転する楽しさを100%実現してくれるBMWが好き」って人が多いよね。
まとめ
やっぱり数字で比較してみると、単に「小回りがきく」っていうフワッとした感覚じゃなくて、「これくらいなのかな」っていう肌感がわいてくるね。
だから、カタログを見るときは単に車体の大きさやエンジン性能、装備品ばかりに目を向けるのではなく、最小回転半径みたいな見過ごされやすい数字まできちんと見たうえで自分にベストな車を見つけないといけないんだよ。
はーい、勉強になりまーす。
- 車の小回り性能をみるにはカタログの最小回転半径を見るのが有効。
- 最小回転半径はハンドルをめいいっぱい切った状態で旋回した時、外側前輪が通る円の軌跡の半径でホイールベースやトレッド、かじ取り角といったものが関係してくる。
- BMW3シリーズは車体タイプごとに最小回転半径が大別できて、セダンが5.3m、ツーリングが5.4m、グランツーリスモが5.6mになっている。
- 他のDセグメントに属する車と比較してもBMWの最小回転半径は特出して小さいわけではなく、数字的にはベンツCクラスの方が小さい。
- BMWのホイールベース・トレッド比はコーナリング性能だけでなく直進性も備えたバランスが取れた値となっている。
雅也が一生懸命説明している間に、彩は自分の頼んだ料理をすっかり平らげてしまって、涼に絵本を読み聞かせながら冷めてしまった料理を頬張る雅也が食事が終わるのを待っているのでした。
いかがだったでしょか、何となくカタログに書かれていることは知っていた最小回転半径という数字ですが、その意味するところやそれが良いのか悪いのかという判断には重要な数字なので今後は注意して確認して、今後の車選びの参考にしていただければと思います。
「車を乗り替えよう!」
と思った時にまず向かうのはディーラーや販売店へ向かうことが多いですね。
この時みなさんできるだけ「安く買いたい!」と考えますよね。私もそうでした。
ちょうど私の所も妻の綾が「車を買い替えたい!」と言って来た時でもあります。
友人が大事にしていた愛車の引き取り額がタダ同然だったのを聞いたり、私自身買い替えた時に自分で中古車販売店を回っていたのがかなり疲れました。
この友人や私の失敗を教訓にできるだけお得に車を買える方法を事前に調べ、実践した結果、綾も私も満足する買い替えができました。
販売員に言われるままに契約したら絶対に損します。
少し工夫をするだけでお得に買うことができますので、ぜひチャレンジしてみてください。
私が実践した方法についてはこちらで詳しく紹介しておリます。
さらに、綾の車を買い替える時と同じくして行ったのが任意保険の見直しです。
皆さんはディーラーに言われるまま、また保険会社に言われるまま任意保険を設定していないでしょうか?
はっきり言ってそれは損をしていますよ。
本来はどちらか片方だけ入っていたら十分な任意保険を二重に入っていたり、他の保険でカバーできるものに入っていたりと結構無駄なことをしている場合が多くありますよ。
今回、私の友人である美代子のお父さんから任意保険の内容、さらにお得にするやり方について教えてもらうことができました
車の買い替えに合わせて任意保険をいじることは多いので、車の買い替えと一緒任意保険も変更してみてはいかがでしょうか?
どこで損をしているか、さらにお得にする方法についてはこちらで詳しく紹介しております。
一括査定は無料でできますし、さらに自分で持っていく時間と労力がかからないのでその時間で子どもと遊んだり家族サービスをすることも十分できますよ。
実際妻である綾の車も市場競争の原理が働いて下取り価格より22万円高く買い取ってもらえましたし、友人の崇は下取りよりも40万高く買取してもらえたと言ってました。